紅白歌合戦でBABYMETALに興味を持った方へ
今回の紅白歌合戦でBABYMETALを初めて見たという人も多いと思います。
しかしこの紅白での演奏時間はかなり省略されており、この紅白の演奏だけではBABYMETALの魅力を100%知ることはできません。
私がファンになったきっかけはテレビ番組ではなく、YouTubeのライブ映像を見て衝撃を受けたからです。
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伝説になったBABYMETALのソニスフィアの演奏
これは2014年、イギリスのソニスフィアで行われた行われた、BABYMETALの演奏です。
2020年1月1日時点で、動画の再生回数は1,266万回を超えています。
この当時彼女たちは、まだ中学生と高校生でした。
観客の姿を見ているとわかると思いますが、一般的なアイドルのコンサートとは違い日本人の姿がほとんどいません。
しかも海外の観客を前に、英語ではなく日本語のまま歌っています。
紅白歌合戦でBABYMETALを見て興味を持った人がいれば、紅白と同じ曲を演奏しているのに、そのライブパフォーマンスと演奏者の素晴らしいテクニックを見ると、BABYMETALに対する印象が全く変わってくると思います。
私もその一人でした。
BABYMETALはYOSHIKIさんとも共演
今年の紅白歌合戦では、BABYMETALのメンバーがYOSHIKIさんの共演歌手として発表されました。
この時の写真は2014年にヨーロッパのロンドンで海外ツアーをしていた時に、YOSHIKIさんがBABYMETALのライブを見に行った時に一緒に撮影された写真です。
YOSHIKIさんはBABYMETALを高く評価しており、2016年にYOSHIKIさんと小室哲哉さんが対談した、新春対談スペシャルの番組の中でもBABYMETALの話題が出ています。
（小室哲哉さん）あのー、BABYMETALって知ってますか？
（YOSHIKIさん）あ、知ってますよ知ってますよ。
（小室哲哉さん）今年やっぱりきっとたぶん凄い人気になるんだろうねぇ。
（YOSHIKIさん）ロンドンで僕、去年たまたまロンドンにいたんですよ。ロンドンで見まして、それですごい良かったですねぇ。
（MC:奥浜レイラさん）マリリンマンソンさんもこの間、あのー、来日したときに、嬉しそうに写真を撮られてて、やっぱりお好きだとおっしゃってましたねー。
YOSHIKI CHANNEL 2015カウントダウン〜2016新春 第１弾 YOSHIKI VS 小室哲哉 新春対談スペシャルより一部抜粋
この対談の中で、海外の音楽シーンは日本と違うのか？と言う話題になった時に、日本の音楽マーケットだけがかなり特殊で、世界に展開している韓国のK-POPに比べて、日本の音楽は飛び越されているという実情を話した後に、小室哲哉さんがYOSHIKIさんに対してBABYMETALって知ってる？と突然話題が出てきました。
この二人の対談の中で、BABYMETALの名前が出てくることがまず凄いことですし、マリリンマンソンの名前が出てくることも、日本人のアーティストではまずありえないことでしょう。
YOSHIKIさんはXJAPANのリーダーとしても活動しており、XJAPANもイギリスのウェンブリー・アリーナでの演奏や、アメリカのマディソンスクエアガーデンでのライブを行っているように、海外での活動も積極的に行っています。
そんなYOSHIKIさんから見てみれば、同じ日本人が英語ではなく日本語の歌で海外の観客を熱狂させている姿に、一人のアーティストとして感銘を受けたのでしょう。
そして2020年に、BABYMETALのメンバーはYOSHIKIさんに向けて誕生日のメッセージを送り、そして年末の紅白歌合戦でついにYOSHIKIさんと初共演を果たしました。
普段はスクリーム＆ダンスを中心に担当しているMOAMETALさんが、マイクを持ってENDLESS
RAINを歌っているシーンがあったので、これも紅白歌合戦ならではの貴重なシーンでした。
B’zの松本さんはアルバムにフューチャリングゲストとして参加
B’zの公式インスタグラムで、ギター担当の松本孝弘さんとBABYMETALのメンバーが一緒に写真に写っています。
実はB’zの松本孝弘さんは、BABYMETALのアルバム「METAL GALAXY」で、フィーチャリングゲストとして参加しています。
DA DA DANCE(feat. Tak Matsumoto)となっています。
ギターソロの部分を聞いてみると、確かにB’zっぽいサウンドが出てきますね！
B’zの松本さんは、ファンクラブの会報のBe with！Vol.108のインタビュー記事で、BABYMETALを絶賛しています。
BABYMETALはよかったね！というか一番盛り上がったよ（笑）
正直、僕は最初からbabymetalが観たくて行ったんだ。サウンドはすごくヘビーで、バンドがとにかく上手い！
B’zファンクラブ会報2015年 be with vol.108より一部抜粋
とにかくべた褒めです（笑）
B’zの松本孝弘さんとBABYMETALは、一見何も接点が無いように思えますが、実は意外なところで縁があります。
BABYMETALで神バンドのドラムを担当している青山英樹さん。
その青山英樹さんの父親の青山純さんが、実はB’zのレコーディングにドラムとして参加していました。
B’zのコンサートでアンコールで披露されることの多い「裸足の女神」のドラムは、実は父親の青山純さんがレコーディングに参加しています。
松本孝弘:ギター、全曲作曲・編曲
稲葉浩志:ボーカル、全曲作詞
明石昌夫:ベース、全曲編曲
青山純:ドラム
古村敏比古:サクソフォーン（#2）
MARCY (EARTHSHAKER):コーラス（#1）
大黒摩季:コーラス（#1）
B+U+M
wikipedia 裸足の女神の記事より抜粋
このように、B’zのレコーディングに多数参加してくれたドラマーの息子が、現在BABYMETALの神バンドの一員として活躍しています。
これも何だか不思議な縁を感じますね。
同じ業界のミュージシャンから高い評価を受けている
小室哲哉さんやYOSHIKIさん。そしてB’zの松本孝弘さん。
いずれも日本の音楽シーンの中で、トップクラスの位置で活躍されている方々です。
そんな方々が、わざわざ自分たちの配信している番組や、自身のインスタグラムやファンクラブの会報でBABYMETALのことを紹介しています。
この高い評価は決して日本だけではなく、世界的に有名なアーティストのレディーガガさんもBABYMETALのことを気に入り、自身のアメリカツアーの前座（サポート・アクト）として、BABYMETALのメンバーをツアーに参加させています。
このように日本のみならず海外のアーティストからも高い評価を受けていることがわかります。
本当に周りに知ってほしいという気持ちが無ければ、わざわざ違うアーティストのことを自分達の言葉で発信しようとはしないでしょう。
日本人が世界で活躍する姿を見ると、やはり応援したくなりますね。
